星の降る夜。

vol.3  2003/12/10
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願いごとは、ほとんど叶った。

―もうひとつ、見せてください。

流れ星を、私に。



流星群を観たことは、ありますか?

私が一昨年霜月の明朝3時頃、下宿先の部屋から流れるところを観たのは90個。
その星達に掛けた願いは、ほとんど叶えられました。
なぜなら、ずっと「もう一個、」と唱えていたから。

数年前、家の深夜のベランダで、母と妹とありったけの上着を着込んでもまだ、寒さに震えながら観たくらい、たくさんの流れ星をもう一度見たくて目覚ましをかけたけれど、あの時ちゃんと目が覚めてほんとうによかった。その上、たくさんの人が同時に星の流れるのを観て笑顔になっていたのを、夜が明けてからニュースで知ってまた嬉しくなった。できれば今度は夏の星座がいいなあ・・。
--------------------*
♪ If there’s a place I can cry I don’t need any stars in the sky.- 流星群

今回は「星(star)」の話です。

・・・「美星町には、流れ星の伝説と、その名にふさわしい美しい星空がある。しかし、宇宙は今、光害によってさえぎられ、視界から遠ざかって行こうとしている。」・・・

空気中の分子やちり、ほこりなどが、人工の光を散乱、反射する散乱光によって夜空が明るくなり、星が見えにくくなることを「光害」といいます。その影響は半径 100km 以上にも及ぶと言われます。

天体観測に適していることで知られる美星町は、主要な天文台も設置されている“星の郷”で、その星空を守るため、1989年「美星町光害防止条例」を制定しました。夜間の屋外照明は必要最小限にすること、大量の光を使用する事業所は、カーテン、ブラインドなどで屋外に光をもらさないようにすることなどの協力が求められています。光害防止対策費用の補助や、屋外でサーチライト等を水平以上に向けることの禁止もあり、省エネ、生態系への影響にも配慮されたこの条例。前文が雄雄しく趣き深い文体で書かれています。

屋外の明かりといえば、篝火ほどしかなかった時代に「月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ」と詠まれた夜空。先人が見た、林に例えるほどの星の群はどんなものだったんだろう。夜になっても眠ることのない都市が広がり、見蕩れるほどの夜景に遭うこともあるけど、これから後もこぼれるほどの星の見える場所が在り続けてほしいなと思って、ここに書きます。

寒くなってきましたが、元気で年の瀬をお過ごしください*


エコトバから、エココロを。
Live a life with the sense of wonder.

maya

Osusume Region: 美星天文台

Ref. テンペル・タットル彗星が散らしたちりから生まれるたくさんの流れ星。獅子座流星群は、毎年11月に獅子座付近を放射点として現れる流星群。1833年の北アメリカでは1時間に数万~数十万個もの流れ星が観測された。(本当に??)
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# by ekotoba | 2003-12-10 21:23 | エコトバ。 | Trackback | Comments(0)

Eco Diary 2003。

vol.4 2003/12/6 
 
今年も、たくさんのことばを、
こえをいっぱい、ありがとう。

♪ Words are flying out like endless rain into a paper cup... -
Across the Universe
 
今回は「紙(paper)」の話。
    
お正月が近づくと、あちこちの家で年賀状づくりが始まります。ぷりんと○っこで作っていた我家も、今ではPC&カラープリンタのお世話になっています。今年発行される年賀はがきの枚数は、昨年より約5億枚増えて約44億5千万枚。日本郵政公社は今年11月からすべての郵便はがきに再生紙を利用すると発表しています。環境に配慮するのが狙いで、価格は変わらないそう。(それまでの再生紙利用は全体の約85%)約44.5億枚の年賀状を1枚ずつ重ねると厚さ約1027km、すべての重さを量ると約9000トンにもなるそうです。

全国を大量の葉書が行き交う日本のお正月の風景ですが、このキャンパスの図書館では、毎日プリンタから大量の印刷用紙が排出されていきます。Global Eyesは、そんなプリンタに残された裏紙=片面印刷された紙を図書館の方からいただいて、2003年4月から手作りのノートを作り始めました。作り方はほんとに簡単。重ねてボンドをはけで伸ばすだけ。あとは15枚ずつ切り離して、表紙をつければ完成です。毎月1~2回、図書館のPC横の棚の上に『裏紙のーと』を発行しつづけて8か月がたちました。どっさり作ってもいつも品切れ御礼で。メモや計算用紙にしている人、授業のノート代わりに使っている人も。もし今度図書館で『裏紙のーと』を見つけたら、ちょっとめくってみてください。Global Eyesの各メンバーがデザインした表紙は毎回違うものになっていますよ*それからプリントアウトする時に、ちよっと気をつけてもらえたらうれしいです。ではでは。

みなさん、良いお年を。  
 
そして、来年も、
 
エコトバから、エココロを。
Live a life with the sense of wonder. 
 
maya

◇ Eco Diary 2003

1月。 リユース市準備。
2月。 リユース市準備。バスケ大会。
3月。 京都、滋賀で世界水フォーラムに参加*。
     リユース市準備。
     青春18切符で余呉湖へ、わかさぎ釣りに行く。
4月。 リユース市開催。裏紙のーと初版発行。
5月。 子どもの国際環境会議in N.Y、Youth CaNにビデオカメラによる中継で参加。
     春合宿。
     ソフトボール大会。
6月。 水田に自分の手で稲を植える*。
     羽束川に蛍を見に行く。
     6月ギャザリングに参加。
7月。 有機農家を体験*。
     Youth Summit、一日スタッフ。
     国際エメックスセンター海の環境教育。
     田植えをさせてもらった農家を再訪、野菜作り体験*。
     また紹介していただいた農家へ、野菜作り、牛のお世話*。
8月。 豊中市政研究所インターンシップ(環境影響評価システムについて研究)*。
9月。 夏合宿、高知に行く。
10月。 沖縄本島に行く*。
      学祭にて、環屋(わっかや)出店。
11月。 森林ボランティアに参加、里山の手入れをする*。(枝打ちとつる切り、下草刈り)
12月。 環境就職相談会に参加*。
( *印の付いたものは個人的。印のないものは、Global Eyesの活動orメンバーと一緒。)
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# by ekotoba | 2003-12-06 23:40 | エコトバ。 | Trackback | Comments(0)

Moon River。

vol.2 2003/11/13
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「環境」の現実を知りたくて、それを改善する人になりたくて、
ここにやってきてから二年半が経ちました。
忙しないキャンパスの中や、ひとり暮らしの部屋で、友人と同じくらい心を和ませてくれたのは、自然のちょっとしたこと。



月を眺めるのに飽きることはありません。

まるい月の出始めは夜も更けてからなので、東向きのベランダの窓を開けて床にクッションを敷いて寝転がれば、長い間眺めていることが出来ます。

CDを聴いて、本を読んで、TVを見て、といういつもの時間の過ごし方から離れてみたくなったとき、たまにそんな遊びを始めます。

月が明るいと雲が動く早さも見ることができます。
二層に分かれた雲の動く早さが違えば、ああ上の方はそんなに強くないけど、下の方は結構強い風が吹いているんだな、ということがわかります。
部屋の中にもすこし風が入ってきました。

しとしとした雨あがりの温い空気。
秋の夜も更けると、飲みものはhotで行きましょう。

エコトバから、エココロを。
Live a life with the sense of wonder.



♪ Like a flower waiting to bloom Like a light bulb in a dark room - Turn Me On
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今回は「灯り(light)」の話。

1973年の石油危機から、今秋で30年が経ったそうです。この30年間、日本は天然ガスや原子力へと移行し、エネルギー消費に占める石油依存度を大幅に低下させてきました。太陽光、風力発電などで脱原発を進める欧州に比して、日本は、『エネルギー基本計画』に「原発を基幹電源と位置づけ推進する」と明記しています。(経産省、2003年10月)この夏、東京電力のトラブル隠しをきっかけに原発が相次いで停止し、首都圏の電力危機を招きました。今回は休止していた火力発電などを稼動させることで、大規模な停電は起こらずにすみました。そこで「これからもたぶん大丈夫」なんて言わずに、大切な電気のことを考えてみて。夜が更けても遅くまで起きている私たちの生活で、電気が止まってしまうとできなくなることは数え切れないほど。

じゃあ、電気を消してもできることって?たとえば月や星を見ること。ふかふかの布団で眠ること。目を閉じて、耳を澄まして、たっぷり音楽を聴くこと。キャンドルに灯をともして、ふたりで温かいごはんを食べること。たまにはほんとうの「夜」を楽しんでみるのもいいかもしれません。冬至、12月22日は一年の内でいちばん夜の長い日。

あなたは灯りを消して、何をしますか?

☆Ref. エネルギー消費に占める石油依存度は、1973年度の77.4%から2001年に50%を切った。その一方で、日本の石油の中東依存度は、石油危機当時の78%から2001年度には88%に上昇。

"Do you think... milk makes moon river?" photo by maya
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# by ekotoba | 2003-11-13 11:56 | エコトバ。 | Trackback | Comments(0)

コトハジメ。

vol.1 2003/11/06
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いろんな景色、音や匂いに感性を揺らして、
Live a life with the sense of wonder.

「エコトバ」を、ここから送ります。

 *

あっというまに秋も深まりました。
この季節のオススメのひとつは、晴天観測。
週末には樹に囲まれた場所で、こっそり芝生の上に寝ころんでみてください。

!!
あの感覚。

背中に当たる芝は柔らかくて、秋晴れの陽はちょうどいい暖かさで、芝生の上に寝てしまうとそこには360°空しかなかった。いつもと違う目に入ってくる景色、空の高さや広さが不思議で、新鮮で、その感覚に予想以上に驚いて―

受験勉強に飽きた頃、家の物干し台から見た空を思い出しました。

―この先、どんな土地に行って、どんな仕事に就いても、雲が動くのを見ることを忘れない生活を送ろう、と思った時のこと

視点の転換とスロー・ダウン。しばらく空を見ていると、雲の動く速さで上空の風の強さを知ることができるように、一見してわからなさそうなことでも、ちょっと時間をかければ見えてくるものもあるから。忙しない日こそ手足をとめて、「ゆっくり」を楽しんでみませんか。

♪ Slow down you move too fast..
- The 59th Street Bridge Song -

というわけで、今回のキーワードは「スロー(slow)」

速さや効率性が求められてきた現代において、今や時代のキーワードとなった言葉ですが、代表的なものが「スローフード」です。地域の伝統的な食材や料理を守り、食生活を見直そうetc.と、イタリアの小さな村で生まれた運動が世界に広まりました。その料理がどんな素材からどうやって作られているのか考えてみる、いっしょに食事をする人との会話を楽しめる生活を大切にしよう、という提案。 ほかにも、スローライフ、スローデザイン、スローエネルギー、スローラブ...など、いろいろな言葉が生まれています。いそがない、あせらない。もっとゆっくり。非効率を楽しもう。そんな生き方、暮らし方。

下の本はどれも大学の図書館で借りられるので、いちど試してみてください。

ではでは。

"autumn sky on the grass at KSC." photo by maya

Osusume Books: 
辻信一『スローライフ 100のキーワード』
『スロー・イズ・ビューティフル-遅さとしての文化』
Rachel L. Carson『THE SENSE OF WONDER』

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# by ekotoba | 2003-11-06 23:04 | エコトバ。 | Trackback | Comments(0)
 




一葉の写真に、生活と自然のことばを添えて届けます。

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