<   2005年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

Take me out to the park。

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緑の海に連れてって。

寝っ転がり、ふたたび。

えいっと、あお向けに倒れた、
いろんな草が生えてる地面は、やわらかくて気持ちよかった。

だけど見上げた空がかすんでいたのは、春霞のせいなのか、
はたまたこれが"東京の空"なのか、私には分からなくて、隣で眠りそうになっている友達に聞いてみる。

。  ゜  ○  。  ゜    ○ 。  ゜  ○  。  ゜    ○

東京にきてからは緑も空も圧倒的に足りなくて、
渇望のもと、週末はいろんな公園に出かけてきました。

井の頭公園、四ツ谷外堀公園、姫路城、代々木公園、葛西臨海公園、お台場公園、月島の路地、日比谷公園、靖国神社、千鳥ヶ淵、上野公園、高尾山、新宿御苑、善福寺公園。


写真は、4月の最後に船で行ったお台場公園。ちょっと波打ち際で砂浜を楽しんでから、そこから少し離れたいろんな種類の混ざったやわらかい草の上でごろごろしてたら、
「いっかいてん、にーかいてん、」
と子どもの声が聞こえてきました。寝転がったまま振り返ると、女の子二人が、互いの掛け声に合わせて、草の上で起用に側転をしていました。それは飽きることなく、何度もくりかえされる。「いっかいてん、にーかいてん、」目と声でタイミングを合わせながら、二人は同時にくるりと回ります。おもしろくて、隣に寝ている友達に教えたいと思うけど、もし眠ってるなら起こさないでおこう、と思って、私はそのままそっと、「いっかいてん、」の声を聞いていました。すると、いつのまにかそれがやんだので、もういなくなったのかな、と、ぼんやり空を見ながら思っていたら、急に「オーレー、オーレー・・・」と違ったリズムが聞こえてきました。まさかこれは・・・と身構えたけれど、時既に遅し、女の子が無邪気に歌う陽気なサンバに、隣に眠っているかもしれない友達がいるのに、こらえられずに私は体をふるわせて笑ってしまう。「・・・そういえば流行ったなぁ」というつぶやきが隣から聞こえたのは、その後だったけれど、眠ってたのか起きてたのかは、あいまいなまま。

春の日は少しずつ暮れて、ひねもすのたりのたりかな。そこら辺の草を手遊びにちぎってみたり、あれはりんりん草って言うんよ、と白い花をつけたなずなを差してみたり。通り過ぎていくベビーカーは、散歩していく犬は種々様々で、「えべれーたー、乗りたい、えべれーたー。ねえ、」と、お母さんにせがむ子の望みは果たされたか。幼い声にエレベーターだよと内心ほほえみつつも、そのことを思う。ようやく歩けるようになったばかりの男の子は歩くことに夢中になって、レジャーシートの上に座った両親から離れて、公園をどんどん歩いて行ってしまう。どこへいくの、こっちよ、と両親が笑いながら呼ぶ声にも構わず、ひとりで辺りをぐるっと一周してから、ようやくうれしげに帰ってきた。いま彼が冒険してきたのは、両親の見渡せる範囲内かもしれないけれど、これからどんどん遠くへ行くんだろう。そう思ったら、帰還した彼を抱っこした両親の笑顔がほんとに幸せそうで、夢みたいだった。

―レインボーブリッジ封鎖してみようか、 
―封鎖したら(向こう側に)帰れんよ(笑)

そんな他愛のないやりとりも、旧友と寝転がる草の上、のんびりした公園だからできること。

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"Green Ground", "Yuugure-kouen" photos by maya weekend in April 2005.
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by ekotoba | 2005-05-30 23:45 | 旅のこと。 | Trackback(1) | Comments(7)

地球の回転を感じる方法。

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僕が本を開くたび、世界は広がっていく。

アースデイ2005のイベントに行ってきました。大きな木々に囲まれた広い公園の中。お父さんに肩車してもらっている男の子が吹くしゃぼん玉の漂う空。地球の回転を考えてみる。感じようと試みる。

:えこよみ:
なんだか不思議で、とてもきれいな絵本を買いました。Osusume book :「えこよみ ECOYOMI」 Think the Earth Project/編 イラスト/松尾たいこ

:地球時計:
不思議な腕時計。長針や短針はなく、代わりにドーム型の「地球」が、地球の自転と同じ「反時計回り」に、地球と同じ時間、一日24時間をかけて一周する。その回転と、フレームに刻まれた数字から正確な時間を知ることができます。このアイデアに驚嘆。Osusume goods :「wn-1」by スペースポート

:ハンモック:
ゆらゆら、ふわふわ。木の下で。乗ってみたかったなぁ。
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:Feel the Earth a few years later:
時々、なるべく遠くのことを考えてみる。数年後のこと。遠くに住んでいる友達のこと。向こうに見える、星のことを。10人乗りの大きなレンタカーの中から、同期みんなで川の土手の向こうに沈む夕日を見ていたとき。 「あれって、ほんまはずっとずーっと、ずーーーっと遠くにあるんよなぁ。なのに、ここからあんなふうに見えるんって不思議よなぁ」 前の座席に腕を置いて眺めながら、私がそうつぶやくと、隣に座っていた誰かは笑ってくれた。

。  ゜  ○  。  ゜    ○。  ゜

「こうだったらいいな」と思うだけでは、どうにもならない。しかし思い描くことさえできなければ、それは永遠に訪れないだろう。」 叶うと信じたから、実現しようと思い続けたから、現実になったことが今までいくつあったか考えてみる。 「実現したい未来」を思い描くことさえできないのなら、私たちは時間に流されていくだろう。

日々。

そうならないために、私はいくつかの夢を見る。その夢たちが、ただこの心を慰めるための物語ではなく、自分が長い時間をかけて目指す場所だと知っているから。

“tree book” photos by maya 24 Apr 2005 Earth Day Tokyo 2005.
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by ekotoba | 2005-05-01 11:28 | エコトバ。 | Trackback | Comments(2)

春の畑。

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春、3月。卒業旅行で、おなじみの畑を訪れる。
私はそこで人と、畑と、暮らしに会う。

:おだんご:
「おだんご、つくってあげようか?」
今年4才になる女の子、風の言葉を聞いて、草を抜いていた私と友人は、「うんうん、作ってー。ありがとうー。」と答えながらもしばし考えた。畑の向こうに駆けて行く少女の姿を見ながら。・・・そういえば小さい頃はよく砂場でお団子作ったな、土にちょっと水を混ぜて、周りをさらさらの砂でお化粧して・・・泥のお団子だったら、どうやって食べるふりをしようか・・・

「はい、おだんご。」
そういって差し出されたのは、お米のつぶほどのちいさな草だった。ありがとうー、と言って友人は、ぱくっと口にいれた。私はびっくりして大丈夫?と聞いてから自分でも食べてみたけど、確かに苦くなかったし、青臭い感じもなく、味と言えるような味がほとんどなかった。あとからそれはオオイヌノフグリの先っぽの葉だと分かった。
小さく丸まっている。やさしい春の香り。

:畑へ:
畑へ行くとき、必ずノリとタマが着いてくる。畑に向かって、真っ直ぐに駆けて行く。
こっち、こっち、と先導して、道先案内人になる。畦道の途中で、ノリは時々振り返る。
私がちゃんと着いてきてるか、確かめるように。私がにんじんを抜いている間、ノリは少し離れたところで畦の上に横たわっている。時々畑の土の中に鼻をあてて、ふんふん、と音をさせている。たまさん(奥さん)曰く、それはモグラを追い払っているときらしい。

:ばんごはん:
ばんごはんをほとんど食べ終わった時。「このカレー、肉が入ってないんやけど、」たまさんがそう言うまで、私は気付かなかった。というより全く考えていなかった。カレー粉、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、すりおろしたにんにくたっぷり。とろみはあっさり、圧力釜で炊いたふっくら玄米ごはんにかけて食べる。すごくシンプルに作ってるのに、なんて豊かな味なんだろう。土のエネルギーを食べてる。そう思った。自分が足を下ろした、その土の栄養でできた野菜。

:根っこ:
「うわぁ・・・すごい。すごい根っこ!!」やっとのことで抜いたにんじんの側面には、びっしり、白いきらきらした根っこが生えていた。ふわふわして、細くて、いかにも水が通ってそうに透明。にんじんのそんな様子は、見たことがなかった。それまで私が知っていたにんじんの根っこは、もっと少なくて、薄茶色で、硬くて、乾いていた。知らなかったにんじんの姿。

ところが風に見せたら、風はなんということもない、という感じで答えた。「じゃがいもも、たくさん根っこあるよー。」

風は畑へ行くのりさんの後ろを着いて行って、のりさんは風にたくさん見せたのだろう。じゃがいもの白い根っこも、芽を出したばかりの小さなにんじんの葉も、モグラがかじった跡も。そうしたら私はすごく風が豊かに思えた。たくさんの店が並ぶ町に住んでいる子よりも、テレビを見て、いろんなキャラクターの名前を知っている子よりも、自分の家の前で両親が作ったおいしい野菜を食べて大きくなり、4才にも満たないのに、畑のどこで、何の野菜がどんなふうに育つのかを知っている風の方が、何倍も豊かに感じた。

“haru-kaze.” photo by maya, March 2005 in Sasa-yama.
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by ekotoba | 2005-05-01 11:06 | エコトバ。 | Trackback | Comments(0)
 




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