slow life, hard life. -2-
7月21日 晴れ
6時起床。自家製スコーンで朝ごはん。
(畑の手伝いレポート・2。)
三田では熱帯夜が続いていた7月でしたが、篠山では窓を開けるとすーっと涼しい風が入ってきて、くしゃみをしそうなくらいだったので、窓はそっと閉めて眠りました。朝=窓の外が明るくなっている時間。眠い目をこすって、窓を開けると、山のふもとに朝もやがたれこめているのが見えました。(1のphoto)
6時半、たまさんが小麦粉をこねて焼いてくれたスコーンを食べて、先に出たのりさんを追って畑に向かう。まずは昨日と同じ畑の水遣り、そしてハウスの中でポットの土入れ。既製の土を買いたくないというのりさんのこだわりから、土はのりさんがいろんな自然のものを混ぜて作っているそうです。ちょっと誇らしげにそれを教えてくれる、うれしそうなのりさん。のりさんが草刈をしている間、私はその土を、80コくらいのポットに入れていくのを任せられました。小さな黒いポットは、この後野菜の種を蒔いて苗を育てるのに使われます。これは酒井さん*にいわせると、赤ちゃんのベッドを整える重要な作業。それなのに、私はとても要領の悪い方法でやっていたので、遅々として進まず・・・。(*酒井さん=篠山で有機農を30年続けているおじいちゃん。これまでに3回訪問させていただきました。)
草に囲まれた白いハウス越しに見る朝の景色は、明るい光りとしっとりとした空気に洗われてきれいだった。私の作業の遅さを見かねたのりさんが、バナナジュースとスコーンを持って手伝いに来てくれました。素焼きのマグで飲むジュースは、牛乳のすっきりした甘さで、スコーンを食べて渇いたのどにおいしかった。
次にやったのが、里いもの畑での草集め・草運び。これが結構重労働で、10畝ある畑の中を、大きなねこぐるまを押して進み、刈ってそのまま置いてある雑草を、道具でかき集めてくるまに乗せていく → 畦を通って、となりの畑に作ってある雑草置き場まで運ぶ この繰りかえし。
言葉に書けば、ただそれだけなのに、影もない畑の真中で、ひとり汗を流して、奪われていく体力をひしひしと感じるのは、少し孤独でつらく、大変だと思った。それでも、ぼたぼた落ちる汗をタオルで拭ってまた顔を上げるときに見る、住山の景色がきれいだったから、それでまた力をもらって手を、足を動かす。お陽さまの下、少しずつ進んでいく作業に没頭して、お昼までに終わった時の充実感はなかなかのもの。
"noritama-nouen-no-iriguti" photo by maya
by ekotoba
| 2004-07-25 16:15
| 畑のこと。
一葉の写真に、生活と自然のことばを添えて届けます。
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